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Web制作の案件管理とは?最低限管理したい項目と効率化のポイント|SALUTO
案件・進行管理

Web制作の案件管理とは?何を管理すればいい?基本項目と効率化のポイント

「管理項目が多すぎて破綻する」「結局どこまで管理すればいいのか分からない」。案件を中心につなげて把握する、実践的な案件管理の要点を整理します。

Web制作における「案件管理」とは?

Web制作における案件管理(プロジェクト管理)とは、単に「締め切りまでにWebサイトを完成させること」だけを指すのではありません。 クライアントからのヒアリングに始まり、見積書の提出、発注合意、制作工程の進行、日々のタスク消化、実作業工数の記録、そして納品後の請求・入金確認まで、Webサイト制作に付随するあらゆる業務を破綻なくスムーズに遂行するための仕組みです。

特にフリーランスのWebデザイナーやディレクター、2〜5名程度の小規模制作チームにおいては、「制作そのもの」だけでなく「営業」「進行管理」「経理事務」のすべてを限られた人員でこなさなければなりません。 案件管理がうまく機能していないと、「あの修正要望はどこまで対応したか」「次の締め切りはいつか」「請求書は送ったか」といった確認作業に追われ、本来クリエイティブに使えるはずの制作時間が削られてしまいます。

Web制作で最低限管理しておきたい項目

案件管理と聞くと、「大量の管理項目を用意しなければならない」と考えがちですが、それは誤解です。管理項目が多すぎると入力自体が負担になり、途中で更新が破綻してしまいます。 Web制作の現場で本当に必要なのは、以下の6つの基本項目です。

1. 案件の基本情報

クライアント名、担当者名、連絡先、サイト種別(コーポレート、LP、採用サイト、ECなど)、サイトの目的、対象URL。 「この案件は何のために作っており、誰と連絡を取るのか」という大前提となる情報です。

2. 制作工程(フェーズ)

要件定義、ワイヤーフレーム設計、デザイン制作、コーディング・CMS構築、検証テスト、公開準備といった大きな節目です。 今どのフェーズに位置しているのかを明確にしておくことで、クライアントとのすれ違いを防ぐことができます。 進捗をどう可視化するかについては、「Web制作の案件進捗を見える化する方法」で詳しく解説しています。

3. タスク(具体的な作業ToDo)

「トップページカンプ作成」「フォームバリデーション実装」「利用規約テキスト流し込み」など、今日誰が対応すべき具体的な作業です。「未着手」「進行中」「先方確認待ち」「完了」などの状態で管理します。 ガントチャートとタスク管理の使い分けについては、「ガントチャートとタスク管理の違い」をご参照ください。

4. スケジュール・期限

最終的な納品日・公開予定日だけでなく、各フェーズのマイルストーン(デザインFIX予定日、テストアップ予定日など)や、クライアント側の素材提供期限・確認期限を設定します。

5. 工数(作業時間)

案件に実際に費やした実作業時間です。見積もり時の想定工数と実工数のズレを把握することで、赤字案件の防止や次回以降の見積もり精度の向上につながります。 詳しくは「案件が増えるほど制作時間が減る理由」で解説しています。

6. 見積・請求(帳票情報)

提示した見積金額、合意された契約内容、納品後の請求書発行日、支払期日、入金状況です。制作と請求を切り離さず、同一案件の中で管理することが重要です。 見積管理の効率化については、「見積書管理をExcelとメールで行う限界」で詳解しています。

案件管理でよくある3つの問題

多くの制作者や制作チームが案件管理で挫折してしまう背景には、共通する3つの問題があります。

1. 情報が複数ツールに分散する
連絡はSlack、タスクはTrello、スケジュールはスプレッドシート、見積書はExcel、請求書は会計ソフト。情報があちこちに散らばっているため、「あの件はどうなっていたか」を確認するだけでブラウザのタブを行き来することになります。

2. 案件の「今」が分からない
複数の案件が同時並行で動いていると、「どの案件が誰の確認待ちで止まっているのか」「今週最優先で納品すべきものはどれか」という全体像が見えなくなり、納期直前になって慌てる事態が発生します。

3. 管理すること自体が仕事になる
大企業向けの多機能なプロジェクト管理ツールを導入した結果、毎日のステータス更新や工数入力の手間が重くなり、「管理のために制作時間が削られる」という本末転倒な状態に陥ってしまいます。

案件管理は「項目を増やす」より「つなげる」

案件管理で最も重要なのは、管理項目をやたらと増やすことではありません。 「顧客」「案件」「工程」「タスク」「工数」「帳票」というWeb制作に必要な情報を、バラバラに管理するのではなく、ひとつの線でつなげて把握できる状態を作ることです。
CONCEPT DIAGRAM
「案件」を中心に関連情報をひとつの線でつなぐ構造
START 顧客(クライアント情報)
取引先・担当者・連絡先・過去実績
CORE HUB 案件(プロジェクト本体)
目的・スコープ・納期・全体ステータス
PHASE 制作工程(フェーズ)
要件定義・設計・デザイン・実装・検証
EXECUTION タスク(実行ToDo)
担当者・着手状況・先方確認ステータス
TIME & COST 工数(実作業時間)
実労働時間・想定工数との予実乖離
OUTCOME 見積・請求(帳票・入金)
インボイス対応・発注合意・入金消込

※ ツールを行き来するのではなく、「案件」を起点として必要な情報が自動で紐づく状態をつくることが本質です。

案件を開けば、その案件に紐づく過去の見積もりも、現在の制作工程も、今日のタスクも、計測された工数も、納品後の請求ステータスもすべてそこに揃っている。 このように情報がつながっていれば、確認のための移動時間は大幅に減り、確認漏れや請求漏れのリスクも自然と軽減されます。

フリーランス・小規模制作会社ではどこまで管理すればいい?

十数人〜数十人の組織であれば、役割分担ごとに詳細なルールが必要ですが、フリーランスや2〜5名の小規模チームでは「必要最小限で運用が回ること」が最優先です。 具体的には、以下の3点さえ押さえておけば実務は十分に安定します。

フェーズと納期を可視化する: 全体の工程と公開日をガントチャート等で把握し、遅れの兆候を早く察知する。
ボールの所在をクリアにする: 「自分が作業中」なのか「クライアント確認待ち」なのかをタスクで明確にする。
納品と請求を紐づける: 制作完了がそのまま請求手続きにつながるフローを用意し、送り忘れを防ぐ。

複雑な設定に時間をかけるよりも、シンプルに日々の進行が把握できる環境をつくることが、制作時間を守るための確実なアプローチです。

SALUTOならWeb制作の案件管理をひとつに

こうした「Web制作に必要な情報をつなげて管理する」ための業務基盤として設計されているのが、オールインワン業務管理SaaS「SALUTO」です。

大企業向けの過剰な機能を削ぎ落とし、Web制作の実務フローに合わせた以下の機能をひとつに統合しています。

顧客管理・案件管理: 取引先情報と進行中案件をデータベースで一元管理
ガントチャート・タスク管理: 全体スケジュールと日々の実行ToDoを直感的に連動
PWA工数トラッカー: スマホやPCからワンタップで実作業時間を手軽に記録
見積書作成・請求書管理: インボイス対応の見積書PDF発行から、納品後の請求連動までスムーズに対応

複数のツールを切り替える手間を省き、案件を中心としたスムーズな業務連携をサポートします。

まとめ:案件を中心にしたシンプルな管理へ

Web制作における案件管理のゴールは、完璧な管理表を作ることではなく、「制作者が安心して制作に集中できる時間を取り戻すこと」です。

管理項目を増やしすぎて負担を増やすのではなく、案件を中心として必要な情報がつながるシンプルな環境を整えること。 それが、制作クオリティを高め、クライアントからの信頼を守るための最も確実な土台となります。

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